私の感覚がずれていることはわかった

 ここ最近のワーキングプアに関する私のエントリで、私の感覚がずれていることはわかりました。なので、公的支援がどうこうとかいうのは適切ではないですね。

 ただ、率直に疑問を持ったことをあげることにします。

  • ある報道で会社を辞めたら寮を追い出されてネットカフェ難民になったという人がいたが、辞めなければよかっただけなのではないか? 貯蓄や将来の見通しがしっかりしていないのにそんなことしても路頭に迷わない国なんてあるのだろうか?
    • また、離職者支援制度をどの程度活用したのか?
    • 活用してどうだったのか? または、なぜ活用しなかったのか?
  • 就職浪人からワーキングプアになった人は、本当に就職浪人だったのか? ある程度のえり好みの末に就職浪人になったのではないか?
    • えり好みをしたのはなぜか? プライドか?
    • 生活が立ち行かなくなるとは思わなかったのか?
    • 地方では仕事を求めて都市部に行くことはざらにあるが、都市部の人は地方に行ってまで仕事をしようと思っていないのではないか?
  • ネットカフェ難民の人は、本当にそこから抜け出そうとしているのか? ネットカフェに寝泊りしてればなんとかそのうちなるんじゃないかぐらいに思っていないか?
  • 旅館で住み込みで働いたり、マグロ漁船に乗って働こうとは思わないのか? 私の知り合いにはどちらの人もいる。





と、ここまで書いて気づいた。

あーっ! 馬鹿だーっ! ワーキングプアなんて横文字使うなよ!



みんなが何を言ってるのかやっと気づいた。

なんでもっとわかりやすく言ってくれなかったのか。



一番じゃないかもしれないけど、重要な問題は、正社員なのに生活が立ち行かない人なんだな? え? 違う? 違ったらすいません。やっぱりわからないです。


それは確かに問題だと思うんだけど、でもさ、何で今なんだろ?
給料なんていきなり劇的に減ったのかな? 増えてはいないだろうけど。
物価も上がってないよね? 逆に下がったぐらいで。


でも、私は前々から思ってるんだけど、昔に比べて今って余計な経費がかかりすぎてると思うのよ、生活するに。

まず一番は、ケータイ! 毎月5,000〜10,000円ぐらい出て行ってません? 人によってはもっと行ってますよね? もしケータイにかける金を使わなくていいとしたら、たとえば生命保険とかを手厚くすることだってできるわけですよ。ワーキングプア層の人はケータイに金なんざ使ってねーよ!ってまた怒られるかもしれないけど、ワーキングプアでないにしろ「なんか生活苦しいなぁ」って思ってる人は、ケータイがなくなればよくねぇ? ケータイをみんな持つようになってから待ち合わせとかするのがみんな下手になってるような気がするんだよね。遅れそうだったらケータイで連絡すればいいみたいな甘えがあるのか。ということで、ケータイなんていらねーべ。その分遊興費が減ってるならまだしも。

それから、プロバイダー代と回線代。つまりインターネット費用。これも結構馬鹿になんねーよ。

アパートぐらしだと電話引くのに金がかかるからケータイって人もいるかもしれないけど、ケータイとインターネット両方してんのなら、どっちかはいらないんじゃないかと最近思い始めてます。







……やっぱりだめだ。私が経済的な話してもなんのまとまりもないですね。そうですね。

ここ最近のエントリに対してたくさんのコメントありがとうございます

 不誠実かもしれませんが、ひとつひとつレスをつけていけるほどバイタリティがありません。というか、そこまで頭回りません。

 また、大変申し訳ないのですが、いただいたご高説のいくつかについて正直実感が沸きません。

 おそらく私のごく身近にワーキングプアと呼ばれる方がいないからなのでしょう。

 ここで思ったのですが、ワーキングプアの問題ってうつ病に似てる気がします。うつ病って、ともすると「根性なし」に見られるじゃないですか。うつ病が根性なしじゃないってのはうつ病の人がごく身近にいないとたぶんよくわからないと思うのですよね。

 それで私がワーキングプアにならないように進路を選べばよかったじゃんっていうのは、うつ病の人にうつ病にならないようにいい加減に生きればよかったじゃん(うつ病は責任感が強い人がなりやすい)というのと同じなのかなと。






 それから先ほど頭が回らないといったように私は、学がないのでそれほど頭が良くないです。アホとか言われても、「ちっ。ばれたか」ぐらいにしか思いませんので。あと、あちこちで「こいつ頭かてーぞ」とか言われてるみたいですけど、まぁ、ある面に関してはそうかもしれません。

 黙れといわれても黙りません。私ごときのblogで世の中変わるもんじゃないでしょ。何か問題があるならはてなに掛け合ってアカウントを停止させてもらってください。

みんなまじめだなぁ

ワーキングプア層に違和感 - はにっき
ワーキングプア層に違和感・追記 - はにっき

 っていうか、そういうのが面白いのか。

 なんか、私のひさびさのエントリに言及して「○○がわかってない」とか「○○に見受けられる」とか「○○はいかがなものか」っていうのがありますね。


 私ごときのエントリにそんな意見をつけてもらえるってのは光栄です。肯定にしろ否定にしろ。だって、ド田舎の(ちなみにわが町にゲームセンターもファーストフード店もファミレスもない)評論家でもなんでもない、おっしゃるとおり普通高校以下の社会知識しかない男の発言に突っ込んでくださるんですもの。


 ほとんど「王様の耳はロバの耳ーっ!」レベルのエントリに言及してもらってるわけです。




 あー。またうだうだ書いたけど。消す。キリがないから。






 しかし、すごいねーblogって。こんなちっぽけな男の世迷言に付き合ってくれる人もいるんだからなぁ。

 それから、自分に都合のいいワーキングプア像を作ってるって言ってる人がいたみたいだけど、それは私を責めるんじゃなくて、そういう印象を持たせてしまったマスコミを責めるけどな、私だったらね。

ワーキングプア層に違和感・追記

 久々のエントリに私の想像に反してブクマがついたので追記。

ワーキングプア層に違和感 - はにっき

 そもそも就職できなかった人もいるってこともあるんですよね。


 でも、うちの親父なんかは、私の将来つきたい職業を聞くと「そんな仕事に就けるのか」って必ず言ったっすよ。

 恐らく私が医者か農家にでもなるとでも言わない限り言われたでしょうね(ちなみにうちは農家ではない)。

 うちの親父の持論はこう↓

 人はとことん困ったときテレビを買わなくなるかもしれないが、医者に行かない人はまずいないし、飯を食べない人もいない。だから医者か農家が一番だ。

 いや、突っ込みどころ満載なのはわかってます。私は、医者でも農家でもないし。でも、結局、いわゆる(私基準でない)「勝ち組」でないにしろ、ワーキングプアに陥ることなく暮らせていけている人って、ただ運が良かっただけでなく、こういった忠告を鵜呑みにするでないにしろ、それに近い安全パイを拾った人なんだろうなと思ってます。

 「そんな、親が言ったとおりに生きるのなんてつまらないだろ」とか「あほくせー」という意見もあるでしょう。


 私もそう思ったことがありました。というか、今もちょっとは思ってます。



 でも、この世の中って、それが通るほど楽チンな世の中なんですか?



 不慮の事故で一家の大黒柱がいなくなり、生活に窮する母子家庭がいくらでもいる世の中なんです。まずはそういった人たちの救済でしょう。



 日本では、精密電子機器のエンジニアの就職先はかなりあるでしょう。この進路を選んだ人はワーキングプアにならずに済んでいるはずです。ですが、もし、未開の地だったらどうでしょうか? この人は、はっきり言って用なしです。そんなところではジャングルに分け入って一匹でも多くの野豚を狩ってくるほうがよっぽど価値があります。狩なんてできないこのエンジニアは、自分がかろうじてできる些細な仕事をするしかなくなるでしょう。そんな彼はたちまちワーキングプアです。

 そう。つまり、進路を選択する時点で、この国ではどんな人材が需要があるのかということは常に考えねばならず、それに対する助言は先人たち(親とか)がしてくれてるはずなんです。もし、そういった助言もなにもしなかった親がいるのだとしたら、ワーキングプアのケツぬぐいはその親がするべきだと私は思います。その助言を跳ね除けたのなら知ったこっちゃありません。



 そして不幸にもその親そのものがいない家庭であったのだったとしたら、そこにこそ福祉のメスを入れるべきだと私は思います。

結論

私の勝手な妄想。

先人の助言を跳ね除けたワーキングプア

 知ったこっちゃない。勝手に野たれ死んでくれ。

先人(親)が助言をしてくれなかったワーキングプア

 親がなんとかしろ。それは子育ての失敗だ。

親がいなかったワーキングプア

 公的支援を。そして、同じような人がでないように親がいない(または片親)の子供たちに支援を。性格の不一致などで離婚した人自身には公的支援は要らないと私は考えています。

事故、病気などがきっかけでなったワーキングプア

 公的支援を。

リストラの末になったワーキングプア

 知ったこっちゃない。私の親父はリストラではないが50で前の職場の窮状を見て依願退職したもののすぐに再就職し、エンジニアとして何年も活躍してる。しかも、不況の色が濃く残るド田舎でだ。決して高学歴ではないが、そんな腕を持つ親父を私は深く尊敬している。

なんでそんなに厳しいの?

 え? だって、私が苦しかったとき、お上は助けてくれなかったもん。自分の力で這い上がったんだから、お前らも自分で何とかしろってこと。

なんだかんだ言っても幸せだな

 落ち込んだこともあったけど、自分基準とは言え、とりあえず人生の勝ち組のほうに立ててるかなぁなんて思ったりもしてる今日この頃。

  • 定職についてる。
  • 給料も悪くない。県内基準での話だけど。まぁ、言うほど良くもないけどね。
  • 負債がないわけじゃないけど、追われちゃいない。
  • 結婚できた。夫婦仲は今のところ円満。
  • 子供もできた。まだ生まれてないけど。
  • 持病はない。たまにお尻が痛むけど。
  • 両親も健康。兄弟は放浪してるけど。
  • 好き嫌いはない。炊飯器の隅でカラカラになってるご飯粒は苦手だけど。

え? 安い勝ち基準だって? 



ええじゃないか。


あ〜。今日もいい天気だなぁ。

ワーキングプア層に違和感

(思いつくままに書いたので文末表現はぐちゃぐちゃです)

http://www.asahi.com/life/update/0501/TKY200705010001.html

 個人的には違和感を感じるんだよなぁ。不慮の事故で生活が立ち行かなくなったとかならわかるんだけど。


 私自身、やっぱり「ちゃんと生活できるのか」ということを念頭に置きながら進路を決めてきたのですよ。そりゃあ、私にも夢はありました。私が今まで生きた中で「金さえあればいいのか。やはり心が充実してこそ真の幸せ」なんて風潮の時代もありました。でも結局は、それで生きていけるのかというのが頭の片隅にあり続けました。それを人によっては「臆病」というでしょう。


 で、結局のところ、上の記事のようなことでシュプレヒコールを上げている人ってどうだったんでしょうか? 私が砂をかむような思いで、夢をあきらめたとき、彼らは何をしていたのでしょう? 私が将来を考えてそろばんをはじいて眉をしかめたとき、彼らはなにをしていたのでしょう? 私がキャリアアップを目指して眠い目をこすっていたとき、彼らは何をしていたのでしょう?


 今の世の中、一度選択をあやまるともう二度と這い上がれないのではないかということも言われます。しかし、これも違和感を感じます。本当に「一度」しか選択を誤らなかったのでしょうか? 「まだ大丈夫」「まだなんとかなる」ということを何度も何度も繰り返したのではないでしょうか? 何度でも引き返すことができた道を、引き返せなくなるまで進み続けた結果が今の有様なのではないでしょうか?


 もしワーキングプアが人の忠告を聞かずに夢を追い続けた結果なのだとしたら、嫌なことであってもがんばらなければならないときにがんばらなかった結果であるのだとしたら、それを支援するのに税金を使うのは大反対です。

以下意識して毒舌

 最低賃金を上げろ? ふざけるな。自分がその程度の価値しかないと何故思わない? もし最低賃金が0だとしたら、自分はいくらに設定されると思ってるんだろう。雇うほうからすれば最低賃金で雇うってことは「雇ってやってる」ということとほぼ同義。

給料が安いことはやめる理由になるけど、給料が高いことは続ける理由にならない。

とはよく言われること。その最低賃金でも仕事してるってことは、それでもいいんだろう? だめなら、よそに移りなよ。移れないのは他で雇ってもらえないからでしょ? 雇ってもらえないってことはどういうことかというと、雇うぐらいの価値がないから。何故価値がないかといえば、被雇用者として価値を高める努力を今までしてこなかったからでしょ? その間何をやってたの?


遊んでた?


夢を追ってた?


 誰も何も言ってくれなかったの? そんなことやってないで、勉強しろとか、普通に働けとか。それに耳を貸さなかったのはどこのどいつだっけ?






 って、特定の人物を思い描きながら書いてしまったきらいがないこともない。

自分が解雇されてしまったら

 私は会社での立場上解雇されるこということはまずありえない。あるとしたら会社が潰れるときだ。そうしたら私もワーキングプアの仲間入りなのだろうか……。

 まず、自分で言うのは何だが私のキャリアは価値がある。なので、会社がつぶれてもすぐに再就職できるんじゃないかと思っている。今の給料ぐらいはもらえないだろうけど。

 でも、そう甘くもないんじゃないかとも思っている。うちの会社は、無借金の超優良企業ってわけじゃないけど、とことんやばくなるとしたら、周りの同業者もそれなりにやばくなると思うので。


 だからこそ不安がある。10年後、20年後、まじめに考えたら夜も眠れない。


 私だって血のションベンが出る思いで努力して一流大学に行った人に比べたらぜんぜん努力していない。天才でもないのに、それを努力で補うことをしなかったのは揺るぎのない事実だ。だから、そういった人よりも先にワーキングプアに陥ってもしようがないと思う。


 でも、私だって守るべき家族がある。だからキャリアアップを怠ることはない。








※実際に私がワーキングプアに陥ったら同じことがいるかと言ったら、正直、わからないということだけは白状しておきます。

アパレル業界の人に聞いた Web に手を出さない(出せない)理由

http://pruto.jp/2007/01/28/2212

という記事があったので、私も、実際にアパレル業界の人に聞いた話を紹介しましょう。

 新製品とかを Web にあげておくと、瞬く間に中国などの会社がそのデザインをパクるのだそうです。そのパクり能力はものすごく、とてもよく似た製品をとても安価に日本市場に投入してくるので、やってられないと言っていました。

 アパレル業界全部が全部そうではないと思いますが、そういうこともあるそうですよ。