メリーチョコレート社長に聞いた年功序列型給与制度の理由
以前、チョコレート製造大手のメリーチョコレートの社長にうかがった話。
メリーチョコレートでは、給与制度の基本は年功序列型だそうだが、なぜそうしているか?
私はそれまで成果主義こそよりよい給与制度であると漠然と思っていたのだが、氏の話を聞いて年功序列にも一理あると思った。それはこうである。
年功序列型ならば、将来、自分がどれぐらいの収入があるかの予想がつく。そうすれば、人生設計がしやすくなり、たとえば家も安心して買えるし、安心して仕事に打ち込むことができる。
生活に困窮している人は「今」を乗り越えるのが精一杯で、人生設計なんて二の次になっているのではないだろうか?
いったい自分はどちらの方向に走っていくのか。金銭面でそろばんをはじいて見るのは決して無駄じゃないと思う。
私はライフプランニングの専門家でもなんでもないので偉そうなことは言えないが、以下の点をまとめてみるだけでも変わってくるのではないか。
- 今の生活を変えるのに必要な金額はいくらか
- 現在の収入はいくらか
- 毎月いくら出ていくのか
- 2の金額から3の金額を引くと1の金額に達するまでどれぐらいかかるのか
- その期間は現実的な期間か
周りをみてみるとお上に対して「何とかしてくれ」とはいうが「○○をしてくれ」と言える人は少ない。このような数字すらも出していない人もいるのはいかがなものかと思う。