P言語減少

 こんな記事があった↓

欧州・中東・アフリカで"P言語"の利用が減少 | スラド デベロッパー

 特にPythonあたりなんてヨーロッパでは大流行と聞いたことがあったのだが、ここでシェア下げたらどうなるんだろうねぇ。

 さておき、ここにコメントをつけてる人でもJavaを批判している人がいるけど、Javaを批判している人ってたいてい「知らないだけ」って気がする。DIを使った開発のさくさく感は、以前からJavaをやってる人にとってはすごくいいと思うはず。何より、Eclipseという便利なIDEがあるのがいい。

 私は、PHPPerlの手軽さは評価している。しかし次の点で採用に二の足を踏む。(いずれもWebアプリケーション開発において)

  • 支配的な地位にあるフレームワークがない
    • 他の会社と共同開発するときすりあわせが大変
  • 初期化処理が毎回走る(起動コストがかかる)。そうならないようにするには工夫が必要
    • その工夫に工数がかかる
  • 変数が動的型解決であるため、潜在バグの温床になりやすい
  • 変数宣言が不要なため、タイプミスによって変数が不意に生成されデバッグコストがかかる

つまり、PHPPerlで私が常々気をもむのは、テスト段階で「正常に動くこと」を確認するのはJavaと大差ないのだが、「異常な動きをしない」ことを確認するのが大変だということである。関数(メソッド)ひとつとってみても、型が動的というだけでイリーガルな値の幅が広がるわけで、それに対してちゃんと対策をとると大変な労力になると思うのだ。
 以上を鑑みると、PHPPerlをクリティカルなシステムで採用するのは正直怖い。それが、この記事の結果につながっているのではないだろうか。