眠れる豚

 そもそも私はアメリカが「超大国」だということに疑問を呈していた。まず、日本は「大国」だろうか? 私としては、その問いに対する答えは是である。国土こそ狭いが、経済力、技術力からすれば立派な大国であろう。「超大国」ということは、それを上回ることを意味しているわけである。
 テレビなどで社会の仕組みを論じられるときに決まって「アメリカでは……」という表現がなされる。まるでアメリカがすべて正しく、また、とても進んでいるかのように。確かに、ときには正しく、ときには先進的でもあろう。だが、それはすべてではない。
 アメリカが舞台の映画を見ても、生活がとても先進的に見えるだろうか? 国土が広いので家が広いようだが、ニューヨークなんかはウサギ小屋同然のところも多いと聞くし、偏食が進んでおり食生活も豊かとは思えない。一部のアメリカ人はすばらしい生活を謳歌しているだろうが、底辺を比べたら日本のほうがずっと上なのではないだろうか?
 ということで、今回のカトリーナである。この猛烈なハリケーンは、アメリカ史上最悪ともいえる被害をもたらしたそうだ。この被災者のありさまといったらどうだ。これが本当に超大国の姿なのだろうか? こんな姿をみると今までのアメリカからは「弱い犬ほどよくほえる」という言葉を重い浮かばさせるようになる。考えてみればそうだ。かつて日本封じのために発動した「スーパー301条」、そして日本製品を壊して回った「ジャパンバッシング」。アメリカは正々堂々とした勝負では日本に勝てないのである。
 このブログにおいて私はときおり国粋主義者として危ない様相を呈してきたが、再び言わせてもらおう。アメリカは今や眠れる豚だ。日本こそ世界に君臨すべき国であり、日本人こそ世界最高の人種なのである。いくら島国といえども、これほど多民俗化が進まないのはひとえに日本人が孤高であるからである。日本人諸君よ、自信をもっていこうじゃないか。