システム屋になりたい人はコレクターか司書をやるといいよ

 コレクターというのは、ある一定の(たいていは自分ルールだと思うが)基準に従ってモノを集め、また、分類する。たとえば、私は幼少のころガンプラガンダムのプラモデル)は、1/144スケールに限るという自分ルールがあり、1/100しか出なかったVガンダムシリーズのガンプラに手がだせず、そのままガンプラから離れていったという経緯があるのだが、まぁ、それはここでは関係ない。
 司書というのは、図書館で本の面倒を見る人だ。図書館の本は知ってのとおりカテゴリーごとに番号が振られており、実に理路整然と整理されている。
 システム屋になりたい人は、コレクターか司書をやるといいといったのは、この「ルールに従って」という部分が重要だからだ。しかも、曖昧なルールにではなく、それが第三者に持たされたものであっても、自分ルールであっても、「一貫した」「例外の極めて少ない」「はっきりした」ルールにである。こういった性質が身についていないと、仕様書の書き方やコーディングのルールに揺らぎがあってもなんとも思わなくなってしまう。これは品質や程度を下げてしまう。そう。作文で「です・ます」調と「だ・である」調を混ぜるようなものだ。