まだStrutsは引退できない

 私はWebサイトの開発は、今ではすっかりS2JSFになってしまった。そして、設計思想の古いStrutsはそろそろ引退すべきかな、とさえ思っていた。だが、そうではない。
 汎用言語であるJavaは、それぞれの開発用途に合わせてフレームワークを用いなければとても生産性があがらないことは周知のことである。そして今、WebアプリケーションのフレームワークといったらJSFである。ところが、このJSF、とてもリッチで、ある意味トリッキーな動きをする。JavaScriptなんかも平気で使う(フレームワークが)。これがケータイ電話用のサイトを作るのに非常に具合が悪い。リッチすぎるのだ。ということで残念ながらJSF実装の中でケータイ電話に気持ちよく対応したものは今のところない(と思う)。
 いや、JSFの仕様上、ケータイ電話に対応させることもできる。Renderの挿げ替えなどを行えばいいのだ。だが、そんなことやってられない。
 そこで駆け込み寺となるのがStrutsである。StrutsはViewの部分は非常にプリミティブである(JSFにくらべたら)。ということで、Strutsは今しばらく引退できそうもない。


……でも、Strutsなんて忘れちゃったよ orz