習得容易な言語は良い言語か?

 世の中でシェアを伸ばしている言語の多くは、「習得容易」なものです。Webアプリケーションの世界で「PHP」がシェアを伸ばしているのも「習得容易」で、ことさらJavaと比較されます。しかし、ここで疑問がわきます。果たして「習得容易」なことがイコール「良い言語」なのでしょうか?
 たとえば、インクにつけながら使うGペンなんかよりも、万年筆のほうが扱いが容易です。だからといって、Gペンよりも万年筆のほうが優れていると言い切れるでしょうか? また、様々な専門分野において、専門家は専門家たりえるものを習得しています。プロであるのならば、習得の容易さというだけで選択するのはどうなのでしょうか?