「見える化」は人を育てる

 最近流行の(一時期よりは落ち着いたかな?)「見える化」は人を育てると最近実感しています。にもかかわらず、どうもこの業界(システム屋)は「見える化」が少ないような気がします。営業マンの成績をグラフ化して張り出すというのもひとつの「見える化」だと思うのですが、システム屋にはそういうのが少ないと思うわけです。
 たとえば、進捗管理。最近私は、「紙」に勝る進捗管理はないと思っています。私は進捗管理に単純なガントチャートを使っていますが、切り貼りしてでも全体が見通せるようにしています。何かあればくるりと振り向けばそこにそれがあります。特別なソフトはもちろん、PCの起動も必要ありません。とてもスピーディーでテンポ良く話が進められます。スケジュールのひきなおしが必要になったらすぐにそこに書き込めます。清書は1週間にいっぺん、客先に進捗報告をするときだけやっています。
 その他にも障害が何件出たかとか、仕様変更が何回あったか等、まとめておいて損はない数字はたくさんあります。


 ……とここまで書いてきて訂正です。「見える化」ではないですね、これ。見えないものを見えるようにしてるわけではないので。ですから「すぐ見られる化」とでもいいましょうか。でも、まずはそういったところから始めるといいのではないかと思います。


 最近、ViewCVSを導入したのですが、これもいいですね。commit logが一望できるので「コメントをちゃんとかかなきゃ!」という啓蒙にもなります。啓蒙は物事を上手にさせてくれます。そして人材が育っていくような気がします。